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思ひ出のすかーふ コーヒーの次はスカーフ。となんだか脈略がないようだけども自分なりにキーワードがあって、それは「庶民の娯楽・行楽(特に60年代あたり)」。これを感じとれそうな展覧会や講演会、散歩に行く事が最近のブームです。今回は、土産品記念品として生産されたスカーフおよそ400点を学芸員の案内付、複数の年配のドイツ人にまじって観てきました。スカーフはオシャレなアイテムだけにあらず、というわけでそれらからは観光地・記念行事のドイツが浮かび上がってきます。 今でこそお土産として帽子やTシャツなど盛り沢山ですが戦後50、60年代はその多様な用途が重宝がられ、スカーフは非常に人気があったようです。そして60年代は産地として日本が世界一の生産高を誇っていたという珍事実も明らかになり(というか私が知らなかっただけなのです。詳しくは「横浜スカーフ」をどうぞ。)、Made in Japan - 高度経済成長期の日本の姿がよこぎります。 記念行事品としてのスカーフはパレードや記念日が好きな旧東独モノが圧倒的に多く、ノベルティグッズとしては近代オリンピックより先がけて生産しています。ただ、記念品としてのスカーフは「ああ、この時代この日は○○があったな、あったのか」までで土産品ほど話が盛り上がらなかったのが印象的でした。 一緒に観て回った初老のおばあさんは一つのスカーフを指差して「持ってた持ってたわぁ、このスカーフ。」と懐かしそうに昔の思い出に浸っているようでした。もしかしたら今頃タンスの奥の方に眠っているかも知れないと、昔のアルバムを取り出すようにスカーフを取り出しているかも。2003.1.31 |
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カフェ ベルリン
ここ約1年程の間にベルリンにも数店スターバックスが登場して、どうやら禁煙らしいということで大の煙草好き・コーヒー好きの友人ハイカは「なんで?!カフェでコーヒーと煙草。これ伝統じゃないの!」と息が荒い。喫煙できないカフェはドイツ少なくともベルリンではカフェとは言わないわよっということらしい。あいにく私は禁煙者でコーヒーもこれといった思い入れもなく、故に彼女の気持ちが解らない。こちらにしてみれば「喫煙席・禁煙席に分けてくれたってよさそうなものなのに」。伝統を重んじるか人権を尊重するかでこの件に関して私たちは意見が合わず、ワーワーブーブーの末「それにしてもなんで皆カフェに集うのだろうね?」ということで閑話終了。 時遡りまして18世紀、ベルリン庶民最大の娯楽は週末Tiergartenへ出かける事。1800年頃にベルリン市東南のTreptowでザクセンからの移民が自分達の果実園でゲストにコーヒーを振る舞い始めたのと、19世紀半ばには鉄道の発展により都心を離れて近郊への週末行楽がブームになったことで屋外でコーヒーを飲む、いわゆるオープンカフェが一気に広まります。人々は解放感いっぱいの郊外でコーヒーと共に余暇を過すことで日々の仕事の疲れなどを解消していました。黄金の20年代にはもはやカフェは文学的・芸術的要素を多く含んだ場所としてベルリンにとってなくてはならないモノに。ケストナーの「エーミールと探偵たち」だってカフェを書斎代わりにして書かれたモノだったのですよ!(物語の最後に協力してくれた探偵たちにコーヒー(子供だからホットチョコレートだったけれども)を振る舞うのがなんともこの時代のベルリン的!) そして戦後は壁の登場によってコーヒーも異なった2つの道を辿ることになるのですが、東独にとってはコーヒーもまた高価な嗜好品でした。コーヒーミックスを発売したり(コーヒーの在庫を少しでも維持する為にね)、西独にいる親戚から送ってもらったり(でも配達途中で開封されて拝借されちゃったりもして)、それはもうコーヒー入手に四苦八苦。供給数が少なくてもコーヒーに対する消費姿勢は西独とよく似ていたそうで、もし18、19世紀の行楽地でのオープンカフェ、20年代のカフェ文化などコーヒーとの親しい過去がなければ東独政府もこんなに苦労はしなかったかもと思うのです。 ベルリンのコーヒーは文化というよりも街や歴史によって習慣化された飲み物といった方が親しみやすい。だから今日もまたカフェへと足が向いコーヒーに手がのびるんじゃないかな、、なんてにわかに知識を披露しちゃいましたが、タイミングよく開かれていた展覧会「Kaffee-Vom Schmuggelgut zum Lifestyle-Klassiker」に何度か訪れてそこでの情報を元に今回文章にしてみました。ハイカにはもちろん行くべきだよと伝えました。また違った側面からコーヒーについてカフェについて語る機会が来るのが楽しみ。その時はぜひスターバックスで彼女には煙草を我慢してもうらおうっと。2003.1.12 「Kaffee-Vom Schmuggelgut zum Lifestyle-Klassiker」〜2003.2.11 10.00〜18.00(火休)Freilichtmuseum Domaene Dahlem Koenigin-Luise-Strasse 49 |
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キスキス的ベルリンの楽しみ方
ベルリンをもっと楽しむヒントをくれた東京のお友達「キスキスグラフィーカ」。お二人は国内外のステキなアニメ、パペットアニメを紹介するイベントを行っています(現在充電中)。私も遊びに行ったことがあるけれど、1人でも心細くなく行けちゃう空間はお二人の人柄を表しているようでした。 出来ることなら毎回遊びに行きたいのにという悔しい思いから、もしかしたらキスキス的なアニメをここベルリンでも体験できるかな?に発想を変えてさっそく情報収集。結果はといいますと、キスキスでも紹介したというイタリアの「ロッシ」やソビエトの「今にみてろよ」など観れて、散歩や古本収集に続く新たなベルリンの楽しみ方発見です!ありがとう、みちかわさんあさこさん。 今年はいろいろなイベントもチェックして、「第18回国際ショートフィルムフェスティバル」「第13回ベルリンメルヒェンタ−ク」にてアニメを鑑賞。しかも「〜メルヒェンタ−ク」では「今にみてろよ」の作者Alexander Kurliandski氏が来独!新作のアニメも合わせて紹介してくれました。この情報は新聞で発見したのですが、記事には背景として当時東ヨーロッパでは「トムとジェリー」をちょっと羨ましく思っていた、そんな理由から好敵手としてこのアニメが誕生したと触れています。会場はロシア語ドイツ語が入り乱れうまく聞き取れなかったのですが、氏はいろいろな動物の組み合わせを考えてその中でしっくりきたのがオオカミとウサギだったと言っていました。ロシアとドイツのハーフの子供達も多く、スクリーンに向かって「ヌ パガジー!!(今にみてろよー!!)」(←合ってますか?みちかわさん、あさこさん)を大声で叫んでました。お決まり文句がどの場面で出るのか、子供ながらにちゃんと展開をわかっているのです!あっぱれ!! ちなみにこのアニメ、旧東独で毎週土曜日おやすみ前のアニメコーナー「ミニキノ」にて放映。他のラインナップにポーランドの「ボレックとロレック」、ハンガリーの「グスタフ」などなど東欧色満載だったようですよ。こんな素敵なラインナップのアニメを観たらおやすみどころか興奮しちゃって寝れないです私!2002.12.15 |
| 写真下右:Kurliandski氏から「今にみてろよ」のCD-ROMをプレゼントされる少年。いいなぁ。左:会場の中からオオカミとウサギを募って即席で演技をしてみせる子供たち。 |
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