写真左:大阪人のように一家に一台デンマーク人も持ってたりするのかな??
デンマークのたこやき

ねぎとろ・プッチンプリン・たこやき。これ高校時代の私的3大美味。京たこが東京進出してからはたこやきが毎日食べることさえ可能になり、結果3大美味枠から外れることに。がしかし!こちらに来て早3年まさかまさかの場所、デンマークの教会主催のクリスマス市にてたこやきに再会?!

ただ違うのは大きさ(小さめのテニスボール程)、そして「たこなし」なんですの。ジャム又はりんごのムースと粉砂糖で召し上がります。作り方は砂糖が入るものの焼き方はびっくりするほど同じ!!外がパリパリ中は柔らか。出来ることならマヨネーズとソースで食したいと思いつつほおばる。きっと大阪のどこかで今、たこやきを出来ることなら「たこなし」のジャムと粉砂糖で食したいと思ってるデンマーク人がいるかもしれない。そう思ったらなんだか急におかしくなってきた。

同日スウェーデン、その前の週はフィンランドのクリスマス市にも顔を出した。ドイツの市もそれなりにいいけれど何かこう気の効いたグッズはないものかと思っていた私には満足度の高い北欧クリスマス市。サンタさんはもっともっと寒い北の方に住んでいるに違いないと思わせる素敵な色使いのグッズばかり!シンプルだけどコクがある色。このコクは暗闇の時間が長い長い北欧だからこそ栄えるんでしょうね。2002.12.4


写真右上:スウェーデンのクリスマス市は規模が大きく手作りのものが多く、キャンドル周辺のグッズが充実。自然の風景をキャンドルに描いたものもありいいお値段でした
右下:デンマークのモビールは明るさを抑えた照明と相性がバッチリ。壁に影も映って本当に素敵



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滑稽哉 アーバンデザイン

「幸と不幸に気を配り、幸せがより生まれ、不幸を取り除くよう都市デザインに取り組む。それが真の科学といえるだろう」 ル・コルビジェ

上記の言葉と共に始まる展覧会「GLUECK STADT RAUM(幸福・都市・空間)」。ヨーロッパ各都市ごとでなく、消費社会・車社会・海水浴場など6つのカテゴリーに分け、それぞれの側面から都市を見るという趣向が興味深い。都市デザインにかける意気込みはだいたいどの都市も同じなのに、どこか勘違いしてたり本題からずれてしまったりと都市が滑稽に思えてくる展覧会でもあります。

中でもぶっとびなのは1939年に打ち出された旧ソ連(現グルジア共和国)GORIの都市デザイン。この町の立体模型を見てビックリ!駅を降りて幅60m長さ2キロにもおよぶ大通り、目の前を邪魔するものは何もなく直進して突き当たる建物、それはスターリンの生家。その裏手には博物館があり、共産圏のベツレへム(っていう表現もすごい)として機能を果たすべくデザインされた町らしいです。これって子供が模型鉄道とかレゴで都合よく作り上げちゃうオモチャの町の感覚とどこか似てない?でも模型で終ってませんからね、実物大でやっちゃって存在する町なんだからいやはやなんとも。

ドイツの都市ももちろんいくつか取り上げられていて、中でも消費社会の面から見たドレスデンが個人的には魅力的。バロック式の旧市街地とメインの駅を結ぶ通りとして栄えた商店街を、デパートのポスター・ショッピングバッグ・お店の看板などの展示を通して戦後の変貌ぶりを紹介しています。150年にもおよぶ商店街の歴史は、78年に商店街の西側に建てられたデパートを最後に一度開発が途絶え、東西統一後の90年から東側を再開、北側の道幅も広げるなどして未だ完結せずといった具合です。ある部分を壊したり拡張したりしながら成長していく姿は原寸大の立体コラージュのよう。

うまくいった都市デザインは存在するのでしょうか?どこで完成なのでしょう?たとえデザインがよくても人々によってまったく違った方向へ歩き出してしまう可能性も秘めてるように思い、いつの間にか都市という生き物そのものに感心を持たせてくれるそんな展覧会です。2002.11.16

写真左中:ドレスデンを訪れた方ならご存じの大きな壁画の原案3点。実は「ようこそドレスデンへ」というタイトルがあったのでごさいます!プロバカンダだとばかり思っていたら歓迎されてたんですね。

「Glueck Stadt Raum in Europa 1945 bis 2000」〜2002.12.01
(月)14.00〜20.00 (火-日)11.00〜20.00
Akademie der Kuenste Hanseatenweg 10





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ポーランド・
プロバカンダポスター展

アパートやマンションに住んでると、お隣りさん同志なのにお互いの事は案外知らなかったりすることが多々ありますね。国の単位で置き換えても同じことが言えるんじゃないかなと思う今日この頃。ベルリンミッテの市民学校はお隣の国ポーランドの事をもっと知ろう!と友好を深める為に1989年「ドイツポーランドクラブ」を発足、サロンを設けて毎年いろいろな催しを行っています。

2002年10月18日まで行われている「ポーランド・スターリン政権時代のポスター展」もそのうちの一つです。約40点あまりのプロパガンダポスターが所狭しと壁に張られています。6割以上が紙面に大きく描かれた男女の顔に風になびく髪。まくり上げられたシャツに旗や麦などを持つ生産力を感じさせる腕。女性も肩幅があり柔ではなく、所々に用いられる赤・赤・赤。ポーランド語がわからなくても反アメリカ、反資本主義を唱えていることは明らか。「アメリカはこんなに犯罪が多くて品のない国だぞー」と泥レス・行儀悪くパスタを食べる女性・サスペンス雑誌の写真を掲示したポスターもあり、奇妙な果実的要素満載で、訪れたドイツ人ポーランド人も笑っています。

89年の東欧民主化運動はとても興奮した出来事でしたけど、個人的には数年後に買った民主化運動時のポスターを集めた洋書にゾクゾク・ワクワクしたことを今でも覚えています。それはそれはダイナミックかつパワフルで市民の声が聞こえてきそうでプロバカンダよりよっぽどリアルでした。今回の展示をずっと眺めているうちに構図・モチーフの簡素化・アイデアなどロシア構成主義の影響を受けて、皮肉にもそのまま89年の民主化運動のポスターへと受け継がれていくように感じました。2002.9.28


「Polnische Plakate aus der Stalinzeit」〜2002.10.18 18.00〜22.00(日休み)
 Kulb des polinischen Versager Berlin-Mitte Torstrasse 66

右下:ハンマーから果実が実る。この展覧会でピカイチのアイデアでした