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1:キャラ的要素も充分のスピーカー/2:スタンドランプ「コントラスト」(1961年)/3:ウィンカーもまとめてこんなオブジェにすると面白い/4:目玉のおやじなスピーカーは69年作
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DDR(旧東独)のデザインに出会うと物珍しさに「よくぞ今まで残っていてくれた」というノスタルジックな気分も作用してついつい見とれてしまう。国産車トラバントは壁崩壊後「過ぎ去りし日の偉大なる化石」と言われるほど現代デザインとの間に、時代という名の距離があまりにもありすぎた。
クラウス・ディーテルとルッツ・ルドルフにとってDDRはデザインする環境としてはあまりにも規制が多く窮屈な国。提案しても幾度となくお上に門前払いをくらう日々。売れる事が前提の消費主義的デザインであったかというとそうではなく、計画経済の行き詰まりから粗末でとりあえず的なモノを生産する傾向の国に対して、「限られた資源や経済力ならば、なおさら息の長い良質のモノを生産するべきではないか」が彼らの哲学。
だから彼らのデザインは穏やかで、軽やかで、日常生活に根づいている。次世代のトラバントとなってもおかしくなかった軽自動車のモデルのなんと愛らしいこと!これが規制の多かった国で産まれたデザインだということにまず感動する。そして生産ルートに乗った「コントラスト」と名付けられたスタンドランプ(写真:2)。もの足りない気もするが、人々が使う余地を残しているように見える。使ってこそ完成されるデザインではないだろうか。
日々の暮らしに知恵と工夫、改善がなければなんと虚しい生活だろう。人を生活を豊かにし、はたまた国を豊かにするデザインという点で彼らは、イタリアや北欧のデザインに共感せずにはいられないようだ。日の目をみなかったデザインが多く残念な思いも残るが、同時にこれらをDDRで実現しようと奮闘した両氏に敬意を払わずにはいられない。2003.3.1
「Claus Dietel & Lutz Rudolph - Gestaltung ist Kultur」〜2003.3.8 13-20.00(水〜日)Sammlung industrielle Gestaltung Knaackstr.97
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5:ボンネットに埋め込まれた上向きのヘッドライトが斬新な習作(71、72年)/6:ゴブラン織り壁掛け(86年)/7:クーペ(65年)
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