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お品書き
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トルコ風アイス
チョコアイス、コーヒーアイスのアーモンド、クルミ入りカラメルソースかけ

ハニ−フリップ
蜂蜜ベースの卵黄と糖分を合わせたカクテル


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Thomas Natschinski
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作曲家の父Gerd譲りの才能を持ち1964年バンド結成。東独産ビートルズとも言われた「Team4」は65年以降、英語を使用していることから変名を余儀なくされ「Thomas Natschinski und seine Gruppe」に。


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Hartmut Koenig
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シンガーソングライターでもあり、彼名義でアルバムも出している。代表曲は「Sag mir, wo du stehst」。詳しくは
カールマルクスアレイ35番地の恋の行方

--その日、いつもの席に腰をおろし「トルコ風アイス」とやらを注文した1人の男。ここは、カールマルクスアレイ35番地の飲食店「Mokka-Milch-Eisbar/モカ ミルヒ アイスバー」。

彼女の視線に気がついたのは、アイスをひとさじすくい、頬張った時。足を組み、指先でストローをいじりながら、ちらちらとこちらを見ている。ははぁ、どうやら僕に気があるなと顎をさすり、空想を始める男。彼女の飲む「ハニ−フリップ」は甘い恋の予感。男は食べ終えたアイスの味も思い出せない始末。

ズボンのポケットから小銭を出しテーブルの上に置く男。続いて小振りのバッグから小銭を出しテーブルに置く彼女。男が席を立ち、彼女が席を立つ。同時に店のドアへと向かう2人の恋の行方は?--

こんな可愛らしい内容の歌が1968年、Thomas Natschinski/トーマス ナチンスキーのバンドによって歌われ、当時大ヒットしました。作詞をしたのはHartmut Koenig/ハルトムート ケーニヒ。大勢の人々が暮らす都会の中で偶然生まれようとしている恋の歌を書かせたら右に出る者はいません。他にもいくつか同じような設定の詞を同バンドに提供しています。

浮き足立つような、軽い妄想を与えるそれらの曲に共通してるのは、現存する地名や店名を盛り込んでいること。そう「Mokka-Milch-Eisbar」は本当にあったお店なのです。日常の東ドイツを知りたい者にとってこんなにありがたい曲はありません。だって歌の中に登場するメニューも本当にあったんですもの。さて、そのお店はと言いますと、、

いわゆる現在の「カフェ」というよりは、アイスクリームが売りということもあってか設備はカフェだけど、よりくだけたラフな感じのお店だったようです。行列ができるくらいでしたから、他人同士が頻繁に同じ場所でアイスを食すことで、いつの間にか知り合いになるというケースが少なくなかったとか。

また、一時音楽シーンを生み出す場所にもなっていたようで、「Mokka-Milch-Eisbar」のヒットしかり、あのNina Hagen/ニナ ハーゲンも出入りしていたことがあったそう。もちろん、そういったムーブメントに眉間にしわを寄せる存在、シュタージ(秘密警察)が目をつけていたことも事実で、「Mokka-Milch-Eisbar」の曲とは似つかわしい背景もありそうです。

建物は現存してますが、残念ながら違ったお店が営業をしています。隣にはKINO INTERNATIONAL、そのお向かいにはカフェモスクワと、新古典主義建築で知られるカールマルクスアレイのスターリン没後、新社会主義建築のスタイルが見られる地域でもあります。アレキサンダー広場のデパートに代表される幾何学的ファサードなどに興味のある人には面白い地域でしょう。2004.7.4


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