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化繊ファッションショー
「FROESI」は数ある東ドイツ児童雑誌の中でもとくべつ付録の多かった雑誌。「学研かがくのとも」や今なら「こどもちゃれんじ」といったところ。作って試して楽しむ雑誌。 約8×16センチ大、軽い札束くらいの厚みの小冊子「mini FROESI」も付録のひとつです。コマ漫画で楽しませてくれる時もあれば、テーマをひとつに絞って「プレハブパネル建築について」「ピオニール団について」と子供向けながら詳しく掘り下げている時もあります。 そして紹介する号は誌上で繰り広げられる子供ファッションショー。でもね、やっぱり一筋縄にはいきません。デザインの視点からではなく「化繊ブランドについて」のショーなんです。天然素材よりどうしてこんなに合理的という、ビバ!化繊な文章が続きます。 既に60年代の女性雑誌に「化繊は美をもたらす」なんて記事があり、こういった風潮は戦後どの国でも一時期あったようですが長く続くところが東ドイツ的特徴で、各化繊について詳しく説明してあるものの、メリットだけでデメリットは記さない片寄った情報なのが残念。 ご存じDeDeRon/デデロンも登場するショーは、イラストでやってのけた事で幸か不幸か化繊のテロテロ感が伝わらず、かえって服のデザインやパターン、冊子の構成に興味が移る一冊となっています。2003.8.22 |
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過去先案内図 発売中
昔の観光ガイドや地図が好きで、それらを眺めては訪れたいと思うことがよくあります。今ではすっかり街並みがかわってしまっているかもしれないのに。まったく役に立たないかもしれないのに。今日、大手書店で見つけた地図はベルリンの過去と現在の架け橋にもなる面白い切り口の地図でした。 2003年発行「東ドイツの首都ベルリンマップ」。ここでは私のアパートの住所も違う名前です。もう取り壊されて存在しないレーニン像やカエデの葉の建物がある位置も示しています。今まで気にもとめなかった建物や通り過ぎていた道が、地図上では重要な意味を持っています。亡き国の情報を載せた地図をあえて今発行することにどんな意味があるのでしょう。 ドイツ語で「ノスタルギー(懐古)」と「オスト(東)」をかけ合わせた「オスタルギー」という言葉が再びもてはやされている昨今、マスコミは旧東ドイツ製品がトレンドだとさえ言い放ちます。残念ながらこの地図にも「オスタルギー」の文字が見られます。こういった流れの中で、流行やブームの一部としてこの地図が終ってしまうのだとしたらもったいない事です。 この地図を持って散歩に出ることで、想像力を頼りに頭の中で東ドイツの首都を再現することが可能です。壁に囲まれた普通ではない環境の日常風景を思い浮かべることで、流行りものとして東ドイツを扱うことはどうなのか、今一度東ドイツがどういう国だったのかを考えるきっかけを与えてくれるように思います。少なくとも私にとっては。2003.4.14 |
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