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クマじい この街の長老「クマじい」は、じいらしくひっそりとした郊外に住んでいます。 大きな球体の上で開脚、静止する様はまさに仙人。またクマとは思えない爬虫類のような毛並みもじいらしさを表す要素の1つになってます。「一日二日でそう簡単にできる事ではないんじゃよ」と含蓄ある言葉も聞こえてきそう。 高い高い針葉樹に両脇を守られて、まったくクマじいにはこの場所以外ありえません。「ボールに止まっているトカゲはクマじいのお友達ですか?」私の軽薄な質問には答えてくれず、それでも撮影は黙って自由にさせてくれたのでした。2002.11.15 |
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いちゃいちゃグマ ここへ何度足を運んだかしれません。いくら探しても貴方は見つからず、先日友人から奥のもっともっと奥、うっそうとした林の中の子供広場にいると聞き、胸をときめかせここまで参りました。 子供たちのにぎやかな声に導かれて来てみればどうでせう。貴方は1頭ではなくもう1頭のクマと一緒でした。私のことなどおかまいなしに人目もはばからずいちゃいちゃ。その輪郭たるや溶けて1つになろうとしています。わたくしは悲しみとともに一気に林を駆け抜けました。朝つゆにぬれた雑草が木漏れ日でキラキラ光ります。いたわるかのように地面の土がやさしく足を包み込みます。 溶け合って1つのクマとなった頃にわたくしのこの痛みもきえるのでしょうか。街で偶然見かけても声はかけません、どうか、どうかお幸せに。2002.8.30 |
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