隣国フランスの洒落っ気とチェコやポーランドなど東欧の素朴さの間に挟まれた、ドイツの日常文化をお伝えします
 

を観てきました。そして、主演女優のAnnekathrin Buergerさんにもお会いしました。

とっても素敵な映画なのに、テレビでも名画座でもほとんどピックアップされない幻の作品。けれど、今年はDEFAフィルム創設60年という節目の年ということもあって数々の名作がDVD化。『Hostess』も今やお茶の間で鑑賞可能となってうれしい限り。

ちなみにこの場合の『Hostess』は、観光客をホストする女性の意味、つまりツアーガイドです。Annekathrinさんが演じたヒロインの職場はなんとテレビタワー! 仕事と恋の狭間で揺れる女心を描いた作品ながら、銀幕の中には70年代頃の東ベルリンの風景がいっぱい。タイムトリップも楽しめます。


「Stunde Null(零時)」とは、第2次世界大戦終結のこと。以前から取り上げたい思っていた話題について、NHKテレビドイツ語会話のテキストに寄稿しました。11月号です。

焼け野原ではなく瓦礫の山だった終戦直後のベルリン。それら瓦礫でできた丘について、その丘の中に眠るドイツの歴史についてまとめました。

今回の文章には、まだまだいろんな事柄を消化しきれていない自分がいて、いろんな意味で未熟さが際立っているのですが、書店などで見かけましたら一読くださるとうれしいです。


自分の中でもすっかりモチベーションが落ちていた新しいサイト「a pinch of Berlin」。今頃になって、なんとか形になりました。興味ある方はぜひ。このブログ右側のバナーから飛べます。

コメント欄など設けないシンプルな作りにしました。サイトを1冊の本にみたてて、連載ぽく文章を載せていけたらと思って。とはいってもかなり不定期な更新になると思いますが。さて、どうなりますやら。


本日9月30日付けの新聞にある訃報が掲載されていました。サンドマンの生みの親であるGerhard Behrendt氏が9月26日に77歳で亡くなったそうです。

映画『グッバイ、レーニン!』の公開によって、日本でもサンドマンの存在を知っている方、多いかと思います。Behrendt氏はもともとシアターの大道具などを製作する画家で、1959年生まれのサンドマンはわずか2週間あまりで完成させたフィギュアなのだそう。そうしたキャラクターが、今も毎日夕方に放映されるほどロングランになるとは誰が予想したでしょう。もとは怖い怖い砂男を、ここまで愛らしい存在にしたBehrendt氏の功績はすごいものだと思います。事実、東ドイツでNationalpreisを受けた人物が、統一後のドイツでBundesverdienstkreuz(功労勲章)を受けるのは稀なのだそう。

ベルリン近郊Babelsbergのフィルムパーク内にはサンドマンスタジオがあり、オリジナルのパペットがたくさん展示されています。しかもここは製作スタジオも兼ねていて、気の遠くなるようなコマ撮りの風景をガラス越しに観ることもできます。


先日、ステキな郵便が日本からとどきました。Bibliomania野崎泉さんが作っているgris-gris、待望の3号です。

今回からフリーペーパーではなく有料の小冊子となったgris-gris。特集は「パリでブックハンティング!」。フランスのかわいい古本や雑誌を軸に、泉さんのパリに対する愛情がほんわかと伝わってくる充実の冊子となっています。

ベルリンは決してパリではないのだけれど、泉さんのように私もベルリンを楽しめるかな? なんて、置き換えて考えてしまいました。Speisekarte fuer Maedchen〜乙女少女に捧げるお品書き〜なんてどうかしら? そんなことを妄想してしまった夜なのでした。


(土)に、マルティーナさんのパートナー・ヤンさんが、私のためにドイツ料理Sauerbratenをご馳走してくれました。

先月、病院で出された食事が連日ドイツ料理だったという私の一言に、「それがドイツ料理だと思われては困る」ということらしい。ワインビネガーの味がしみ込んだパサパサのお肉をお皿に取り、干しぶどうの入ったソースをかけ、ジャガイモ団子と茹でた赤キャベツを添えてGuten Appetit ! 

3時間半に及ぶ散策の後ということもあって、驚く早さでぺろり完食。ちょっぴりおかわりまでしてしまった! とくに干しぶどう入りのソースが美味で、お肉もビネガーのおかげでか、びっくりするほどやわらか。翌日の朝食が、ヨーグルトだけで充分だったのは言うまでもありません。


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A Pinch of Berlin
2006.10.10
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【出版物の紹介】

Book

切手で旅するヨーロッパ
山田庸子 著
Collection : BUSY TOWN
ピエブックス 刊
1,600円+税


Book

ドイチュラント
ドイツあれこれおしながき
山田庸子 著
ピエブックス 刊
1,900円+税


Book

展示図録
ヴェルナークレムケの世界
山田庸子 企画・編集
1.260円(税込み)

京都・恵文社一乗寺店
東京・ユトレヒト
等にて発売中


【プロフィール】

山田庸子 Yoko YAMADA

東京生まれ。フリーランスのグラフィックデザイナーを経て、 1999年末から拠点をベルリンへ移す。現在は執筆業を中心に、 旧東ドイツの庶民文化を紹介する活動なども行っている。


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