隣国フランスの洒落っ気とチェコやポーランドなど東欧の素朴さの間に挟まれた、ドイツの日常文化をお伝えします
 

自宅での作業中は、だいたいクラシックラジオかジャズラジオにチューニングを合わせています。それに飽きるとBBCワールドか。コンポ壊れてCDが聴けなくなってからこうなってしまいました。

昨年末にこのクラシックラジオが映画音楽特集というのをやっていて、クリスマスソングに飽き飽きしていた私にはかなりうれしい企画でした。12月に聴く『荒野の7人』のテーマってすっごくいい。で、本作品を見たことが未だないってことに気がつき、彼と「黒沢作品の西部版なんだよね」という定番の話題に。

『荒野の7人』だとか『7人の侍』だとか言ってるうちに、彼が『7人の荒野』発言。私は『荒野の侍』とか言ってしまう始末。これまた昨年末から続いていた「書いても書いても終らない。これは絶対終らないーっっ」と泣きが入っていた仕事のピークが過ぎた。だから今週末に絶対観たい『荒野の侍』…じゃなかった『荒野の7人』。

ちなみにこのクラシックラジオというチャンネル、夜10時くらいからモダンクラシックと称してアンビエントっぽいのを流すのだけど、これがものすっごく嫌!! 世界にちらばる名曲全てを流しきっていないうちからアンビエントは駄目だと思うんです。私みたいなクラシック初心者の耳にも多くの名曲を運んでほしいわけです。クラシック-クラシックチャンネルっていうのがあればいいのに…。


人様の上げる花火を部屋から眺めて今年も年が明けました。私たちの年越しは、飼い猫が花火の音を怖がるので、彼がいっつもちゃぶ台やクッションや掛け布団で防空壕を作ることになっています。今回の年越しもカウントダウン2分前にちゃっかり避難してました。クリスマス休暇の猫ホテルといい、ニャンには試練の季節かも。

家人、元旦から夕方出勤。おにぎりと野菜スティックを持たせて、いってらっさい。そんな私も作業作業。新年早々せわしないけど、やることあるってありがたい。感謝しなくちゃです。

日本から年賀状がいくつか届きました。送ってくださった方々ありがとうございます。とても嬉しいです!やっぱり郵便はいいですね。じんわり来ます。

ドイツは明日にはもう普通の生活が始まります。日本の皆さんはまだちょっとの間、お屠蘇気分が続きますね。2006年が良い年になりますように。


『リトルプレスの楽しみ』(ピエ・ブックス刊)に、クレムケ展の図録のことが掲載されています。

ミニコミもリトルプレスと言うと洒落た響きです。ちょっと照れるような恥ずかしいような。こういった表現があることも知りませんでした(疎!)。そして、柳沢さんが添えてくださったキャプションの1つ1つがとても嬉しくて、何度も読み返してしまいました。いろんな表現やまとめ方があって、これを機に自分も自費出版してみようかな? と思う方もいるかもしれません。フリーペーパーについてなど、雑誌で特集が組まれることはあっても、こうして一冊の本にまとめたものはありそうでなかったように思います。年明けから発売開始でしょうか。ぜひお近くの書店へ。

クリスマス休暇の英国を無事終え帰ってきたら、ものすごい風とけっこうな積雪。吹雪が垂直でも斜めでもなく平行(!)に降っていました。バンガローのドアを開けると細かい発泡スチロールの雪がボワーッと室内に入ってくる、そんなコテコテ雪国コントっぽい吹雪でした。猫ホテルに預けていたニャンを迎えに行き、やっとこさ落ち着いたところです。ものすっごく寂しかったらしく、めちゃめちゃ甘えん坊になっていました。「ごめんよぉ。もうどこにもいかないかんね(←猫バカ)」と言いながら、春にまた日本に帰省する予定を立てたりしてる。今年も残すところあとわずか。2006年もどうぞよろしくお願いいたします。


明日から約1週間英国に滞在です。その他もろもろに時間をとられて、荷造りを前日になってようやくする自分がとつても許せない。もうちょっと自分は計画的なはず、とかなりイライラ。今年はうれしい事とつらい事が同時にたくさんやって来た年で、特に後半は心身ともにかなりバテ気味。自分の力ではどうにもならない無理なこともこの世にはあることを経験した年でもありました。

より非社交的な感じになりがちだった今週末、(土)は日々お世話になっているご夫妻が東京からミラノを経由して友人含め6名というご一行でベルリンに遊びに来ました。初日の夕飯をご一緒することになり、総勢8名、ビールを飲みドイツ料理をシェアし、ほんの数時間だったけれどすっごく楽しかったです!かなり凝り固まった心がほぐれる。

(日)はプライベートでもいつもお世話になっている知り合いのお家で、すきやきをご馳走になりました。英国に向かう前に食せて幸せです(涙)。マーマイト、しかと買って参ります(笑)!

2年半前にアパートの地下室から救出した子猫を引き取ってくれた(というか、そうなるように誘導してた感じも否めず…。ごめんなさい!)お宅でもあり、「君は本当に幸せさんだよ」と会う度に言い聞かせてるのですが効果なし…。我々もこうして救出した子猫のその後の様子を時々見ることができるのだから幸せです。ちょっと寄り目なトコが好き。


自著『ドイチュラント』が掲載されました。

といっても東独パネル建築ミュージアムの紹介がメインで「日本人向け旅行本にも掲載されている〜」という話題性として引用されただけなので、私の名前も出版社も記載されていないのです。が、記事内での引用も多く写真の扱いも大きかったのでとてもうれしかったです。

日本からの来訪客が多いとも記されており、「ドイチュラント」の効果だったらうれしいです。ちなみに取材時と現在では開館日に変更があり、(日)のみとなっております。もし『ドイチュラント』を参考に訪れる方いましたらご注意くださいませ。

現在取りかかっている仕事の関係で、東欧各国の文化センターめぐり。資料探しに東へ西へ(ちっこい範囲内ですけど)。クリスマスを迎える前になんとしてでも情報がほしい! と、こんな時に限って開館時間の勘違いで本日休館日…。あーやっちまいました。久々に。

あっという間に用件が終わってしまい(というか明日に持ち越し)、夕方から仲良しの友人とカフェで甘いものを囲んで憂さ晴らし。先日およばれした結婚式の写真をもらって再び感動し、そろそろ自分たちの記念日が近いことに気づく。去年は前々日まで覚えていたのに当日二人して忘れてたという我々。夫婦またはカップル間の大切な記念日は、片方だけが忘れているという状態が一番よくないらしいです。


ここ数日、市立図書館に籠りっきり。

うん十年分の『FRÖSI』の閲覧申し込み、リサーチ、コピーの繰り返し。何度「どうして日本人のあなたが『FRÖSI』?」と聞かれたかわかりません。

中でもコピー中に見知らぬおじさんから「『FRÖSI』っていつ創刊だっけね?」と聞かれました。私、日本人なんですけど…。でもちょっと考えてから答えられた自分がそこにいました。数週間前、ちょうどヴルフさんとその話になったので覚えていたのです。1953年創刊であります。

図書館内ではDVDやビデオも鑑賞できるのですが、イヤホンをして他人に迷惑がかからないようにします。でも、先日太ったおじさんが大声で笑っていて、いろんな場所から「シーッ!」と忠告を受けてました。ところが当人イヤホンしてますから聞こえず、引き続き大笑い。でも私は許せちゃいました。だって『オースティンパワーズ』だったんです。


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A Pinch of Berlin
2006.10.10
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【出版物の紹介】

Book

切手で旅するヨーロッパ
山田庸子 著
Collection : BUSY TOWN
ピエブックス 刊
1,600円+税


Book

ドイチュラント
ドイツあれこれおしながき
山田庸子 著
ピエブックス 刊
1,900円+税


Book

展示図録
ヴェルナークレムケの世界
山田庸子 企画・編集
1.260円(税込み)

京都・恵文社一乗寺店
東京・ユトレヒト
等にて発売中


【プロフィール】

山田庸子 Yoko YAMADA

東京生まれ。フリーランスのグラフィックデザイナーを経て、 1999年末から拠点をベルリンへ移す。現在は執筆業を中心に、 旧東ドイツの庶民文化を紹介する活動なども行っている。


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